せでぃのブログ

ブログ初心者おいどんのどうでもいい愚痴やどうでもいい愚痴やどうでもいいマメ知識などを披露するチラシの裏です。

ヘルハウンドの夢

また変な夢を見た。眠れないので、暇つぶしに書き込み。


夜、暗くなった坂道を陰鬱な気分で歩いていた。○おさんとひか○さんにダンジョンに誘われたのだ。それ自体は嬉くて楽しいことなのだが、問題はそのダンジョンの前にあった。
ダンジョンの入り口というのは僕の中学校だ。この通い慣れた実家の近くの坂道をこんな夜中に歩いている理由は正にそこにあった。


中学校のグラウンドを守るように植えられた背の高い木が見えてきた。何と言う種類なのかはわからないが、20m置きくらいの等間隔に民家の後ろにそびえ立っている。中学校のフェンスだって、ヤマカシみたいなよっぽど酔狂なフリークライマーじゃないと登らないくらい背が高いというのに、それすら背の高い木の半分にも届かない。丘の中腹にたったこの中学校は、町の風景写真を撮るとこの木で場所がすぐわかる。


最近、ヘルハウンドシステムというのを中学校で採用したらしい。無人の警備員だ。PCの認証システムでケルベロス認証というのがあるが、全く趣きを別にする。相手を識別するための時間を稼ぐ「手段」を手に入れたかなり画期的なシステムらしいのだが、その手段というのが暴力以外の何者でもない。
簡単に言うと、誰かれ構わず問答無用で張り倒し、その間に認証を済ましてしまうというもの。最近の学校は確かに治安が悪い事件も起きているからわからないでもないが、これは明らかにやり過ぎだと思う。


そうこうしている間に校門が見えてきた。2人が門の前で待っていることを期待しつつ、少し息を切らしながら緩やかな坂を登りきると、居た。
赤い目が2つ、遠くからこちらを睨んでいる。


根っからの根性無しの性格が鎌首をもたげたかと思うと、躊躇することなく後ろ向きに走り出していた。冗談じゃない、誰だって心を整理するゆとりは必要だ。

「ハッハッ」

犬の呼吸音が聞こえたと思った瞬間、硬いものが僕の左後方からぶつかり、僕は無様に空中をもんどりうっていた。

「オエッ!!」

地面にしたたかに身体を打ち付けたせいで酸っぱい何かがこみ上げてきた。痛みで息ができない。なるほど、殺さない程度の質量兵器という訳だ。

「せでぃ様、認証しました。」

野太い男の声がし、後ろを振り返ると、黒い犬の姿をした警備員が悠々と帰路に着くところだった。
これは早々に打ち切られるシステムだろうな、と。露骨な過剰防衛に抗議の声を上げる身体の痛みとは裏腹に黒い犬に同情した。


Not to be continued....単なる僕の夢だからねw