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せでぃのブログ

ブログ初心者おいどんのどうでもいい愚痴やどうでもいい愚痴やどうでもいいマメ知識などを披露するチラシの裏です。

MAGIC_OF_AN_EMERALD_COLOR(エメラルド色の魔法)

ランキングに上がった9thとChaining Intentionってのをヘビーローテーションしてました。9thが何故か泣ける。
戦場のヴァルキュリア」いいよ。アニメ化に期待。せでぃです、ども。


久方ぶりに妙な夢をみた。性転換したのは初じゃないだろうか。
校正が全然うまく行かなかったけど、いいや、乗せちゃえ。



大正ロマン溢れる街並み。
駅舎がレンガ作りなら駅前のロータリーや街路の足元、駅前の商店街の外壁も全てレンガ作りだった。

「お嬢さん、安いよ! 今ならポイント2倍で還元率も何と10%!」

トイレを借りようと駅前のショッピングモールに立ち寄った時、そう声をかけられた。
駅前の商店街の一角に店を構える肉まん屋の店長が、モールに来た客の迷惑省みず、自分の店の前の路上にテーブルとイスを出し、一人ヤムチャを楽しみながら集客している。横柄な態度と紳士風のチョビヒゲにイラついた。

「私は観光に来た訳ではないのだが。」

夕暮れ時の街はセピア調に色褪せ、少女の髪飾りだけが南国の海の色に輝いていた。



駅員に黙ってこっそり乗り込んだ回送の蒸気式新幹線は座席が取り払われて伽藍としていた。
回送は、いつもこうなのだろうか。出発駅を離れてしばらくすると、凄まじい加速に立っていられず磨き上げられた床の上に臀部から押しつけられる。慌てて回りを見渡すものの、座席が無くなった新幹線には加速を堪えられるような掴まる物が何もなかった。
猛烈な加速のせいで床の上を客車の後ろへ後ろへとズルズル滑り、遂に車両の接続部に至ると、体重で自動ドアが開き階段から転げ落ちそうになった。
かろうじて手を階段にかけて堪える。

音も無く近づいた車掌が、這いつくばる私を見下ろして口をパクパク動かした。
こっちは、スカートを押さえてハニカむので精一杯だよ。



無口な車掌の情けによって特にお咎めも無く、また元の駅で下ろされた。
レンガ作りの街に溶け込むように、一件、木造の店があった。お目当ての店だ。
透かしの付いた明るいエメラルドグリーンのドアには、光沢が鈍った真鍮製のレバー式の取っ手があり、看板が吊るされていた。見たことのない文字が書かれている。
ある程度レタリングされているようだが、そもそも読めない文字なので格好良くなっているのかどうか、よくわからない。

入り口のドアを開けて店に入ると、小奇麗でなかなかいい雰囲気の店だった。
魔法屋だと聞いていたので、もう少しオドロオドロしい雰囲気の店だと心構えをしていたのだが、拍子抜けするほどにその店は抵抗無く、入り安い雰囲気が作られていた。
店の入り口にはエメラルドグリーンの0がデジタル表示されたレジが置いてある。狭い店内は、一見すると古本屋だ。右も左も落ち着いた中間色の本棚が整然と並んでいる。古本屋との違いがあるとすれば、辞書のような厚さの本ばかり並んでいるところか。本の装丁には贅沢に麻が使われているものがほとんどだ。一歩踏み出すごとに木張りの床がミシミシと音を立て、自重とブーツの固い靴底を意識させられる。

一冊手に取ってみようと本棚に近寄った時、異変に気付いた。光沢のある金色の小粒が棚の手前に浮いているのだ。
金色の小粒は、ある程度の間隔を置いて私の目の前にいくつか浮遊しており、突然、金色の小粒の間にある空間からタバコのような薄い煙を吐き出し始めた。
慌てて一歩後ずさり、踵を返すと、金色の小粒は向きを変えた私の目の前にまた現れた。
煙だと思ったのは間違いで、蜘蛛の糸のような細い糸を金色の小粒の間にある何も無い空間から紡ぎ出していた。
糸が顔にかかりそうだったので、蜘蛛の巣にかった時のような嫌悪感から本能的に手で払いのけ、顔を拭うと生ぬるい液体が私の手と顔を塗らした。余りの切れ味に、後から鈍い痛みが走る。
鮮やかな赤い液体は糸を払った手の甲から溢れ、手首を伝って洋服の袖を汚していた。

「お客様!?」

流血沙汰に気付いた店員が慌てて駆け寄って来る。こっちに来ては危ないと声をかける間もなく、その店員は私の手を取り、爪を立てて掻き毟った。
傷口がみるみる広がり、私の手からは赤い血に混じってヌメヌメした糸を引いたエメラルドグリーンの小粒が顔を出した。気色が悪い。何かの卵だと言われれば納得しそうな様相だ。
すると、金色の小粒は自ら吐き出した煙のようにか細く、口惜しげに消え去った。

Not to be continued....単なる僕の夢だからねw