MAZE
西アジア、孤立無援の丘の上に立つ不帰の迷路が提供する謎に4人の男が挑戦するお話。
ミステリーでホラーでファンタスティックな何とも後味の良い中身だったが、唯一、女言葉を喋る生粋の男・めぐみの存在が気に掛かってしょうがなかった。
これは何かの罰ゲームで盛り込んだのか? 会話だけ拾い上げていくとどう見ても仲の良い男と女の会話で雰囲気もいいのに、どうしてそうなるんだ。恩田陸は恋物語を書くつもりが無いという意思表示なのか。凄く残念だけど、まぁこれはこれで楽しかったかな。
セリムの最後が謎だ。
- 作者: 恩田陸
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2003/11
- メディア: 文庫
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