せでぃのブログ

ブログ初心者おいどんのどうでもいい愚痴やどうでもいい愚痴やどうでもいいマメ知識などを披露するチラシの裏です。

オーガスタの聖者たち

オーガスタの聖者たち

オーガスタの聖者たち


そろそろ読みたい本というか知っている作家さんの名前が出てこなくなってきて、時間がなかったのもあって手近にあった一冊を借りてきた。1900円という定価があるものの、絶版らしくAmazonの良品の中古で5000円という値段が付いていた。こ、転売したいw せどりは難しいねw


えー、一言でいうとゴルフ小説です。最初はフィクションかどうかもわからなかったけど、フィクションだそうです。
あらすじ。チャーリー・ハンターはロースクールに通う優秀で忙しい学生だったが、法律事務所の実習の折、ボビー・ジョーンズを筆頭にアメリカの古き良き時代の名ゴルファーたちを次々に打ち破った知らざれるゴルファーの記録を見つける。それこそが、ボウレガード・ステッドマン。彼は同時に殺人の罪で追われる身でもあった。


僕はそもそもゴルフとか知らん訳ですが、明らかに現代と違う雰囲気で面白い。アマチュアの方が資産家(で裕福な人間)が多かったとか、ネクタイを締めてプレイしてたとか、現在のストロークはTV中継に合わせた形で、当時の競技者にはマッチプレイが好まれてて、1957年以前の全米プロはマッチプレイだったとか。その他諸々のゴルフ語りが凄いw とにかくゴルファーとゴルフ場の名前が次から次にこれでもかってくらい出てきてべた褒めなんですわwww そんなん全部知るかwww


現在のゴルフのグランドスラムの一角、マスターズ・トーナメントの開催地オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブを設立したボビー・ジョーンズ。あるいは当時のゴルフ4大大会を制覇して、世にグランドスラムという言葉を作らしめたボビー・ジョーンズの方がいいか。どちらにしてもゴルフ界のホールオブフェイムに最初に登録されるであろう(っていうか実際にされてるんだからもうね…)ゴルフ界の偉人。

そのボビー・ジョーンズを物語りの中心に据えて、当時のゴルフ界を小説仕立てで知ることができる歴史教科書のような本でしたが、ゴルフを知らなくても楽しめるような話の作りになってます。最後は意外な展開が待ってますので、お楽しみに。
さすがにトーナメントの出場名簿とかホール毎のラウンドの様子とかはすっ飛ばしましたっせ。


原題はThe Greatest Player Who Never Lived