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せでぃのブログ

ブログ初心者おいどんのどうでもいい愚痴やどうでもいい愚痴やどうでもいいマメ知識などを披露するチラシの裏です。

喪われた都市の記録

読みました。

あらすじとか

ステロイドベルトにかつてあった惑星アイララに纏わるハード風味のSF。これ、アイララ言いたいだけちゃうんかと。

古い。昭和51年初版発行という古いSF。
当時としては大胆な発想・想像力だったのかもしれないけど、今となっては特に何の感慨もなくありふれたごく普通のSFかなーと思った。
前半はモロに「星を創る者たち」と被ってて、惑星にいる労働者に起こるアクシデントが描かれている。火星、金星、木星を開拓済み。順番までモロ被り。執筆時期から言えば、勿論、こっちがオリジナルなんだろうけど。
ラストは、アニメによくある宗教的破滅ENDという体で、こちらもまたかとしか思えなかった。

所感

書き方なのか何なのか、冗長な割に状況説明が下手でパッと理解できる場面は多くない。
場面転換に挟まれたところだと文脈も糞もなく理解不能。伝わるように表現して欲しい。
あとはキャラが立ってない。使い捨て。物語はラスト150/600ページくらいまで加速もしないし、最後までイマイチのめり込めなかった。
というか前半450ページはいらんと思う。要所だけ抜き出されて最後にまた出てくるし。
最後は2001年宇宙の旅である。こんな感じ。
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大道具小道具について

前半の惑星開発では地球の支援で街を作ったはいいが、開発資金や資源に苦しむ様が描かれていて面白いね。
自給自足+αの生産力・経済力がないと、地球が支援するための見返りも捻出できないし、継続的に成長しないと貧困化が進み自立さえ危うくなるという人間社会共通の焦りみたいなものがよく描かれている。補給がなくなったら、死あるのみだからね。匍匐前進か死かという開拓者の悩みは昔から今まで続いているということか。
あとは惑星開発が軌道に乗って惑星生まれが出てくると、惑星が誰のモノかってあたり怪しくなるね。その辺は「月は無慈悲な夜の女王」あたりで言われてるかもしれないけど。

原子力発電が普及しまくってて、発電機を持ち運んでたり車のエンジンとして利用されている。放射線シャワーというよくわからんものもあった。この辺、執筆の時代を感じさせる。「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」もこんな感じの原子力尽くしだったような気がする。

木星の都市の仕組みは、メタンの海に浮遊してる感じらしい。「星を創る者たち」もそうだけど、一番最初の木星都市がどうやっても作れそうにない。これ何とかならんのかとは毎度思う。
適当に考えると、マクロスみたいな住民も一緒に居住する船をあらかじめ作って木星まで移動して木星に沈めるくらいしかできんよなぁ。何はともあれ、木星の住環境は苛酷過ぎるね。
大赤斑はマグマが噴出してメタンの大気を蒸発させた結果とされている。未だに謎だしここは仕方ないか。



総じて、今時のSF・アニメ慣れした人が読んで、のめり込める話・構成ではないように思った。
おいどんなら、勧めないな。
いや、うーん。読んだ順番が悪かったのかもしれない。いや、わからん。でもほぼ既出。