せでぃのブログ

ブログ初心者おいどんのどうでもいい愚痴やどうでもいい愚痴やどうでもいいマメ知識などを披露するチラシの裏です。

龍神の雨

龍神の雨

龍神の雨

読みました。
継父と同居する蓮と楓、継母と暮らす辰也と圭介。ギクシャクした2つの家庭の兄弟たちが犯罪に走ってしまうお話。ここまでで察せるように、結構ドロドロしてる。


前回ので評価を決めてしまうのもあれだし、文章は読みやすかったのでもう1冊読んでみました。
裏をかくような展開があります。今回はまんまと騙された。それが救いにもなってます。

この作者さんは、ミステリーがうまいかもしれない。最後えっ?って思うと、確かに、伏線…じゃなくてヒントか。ヒントを初めからポロポロと定期的に落としてるんですよ。あーっあそこかってなる。うまい。1作読んでたんで、前回もその辺のアリバイ工作はかなりキッチリしてたなーと、思い出した。


テーマがテーマだけに騙しに来ると思わなかったんだよね、と言い訳しておきますw
家庭崩壊が楽しめるミステリー好きにはお勧め。


おいどんは好きじゃないんだけど、あれだね、血縁ってのは重たいね。どうしてこう特別な感情を持ってしまうのかしら。あと子供って残虐。