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せでぃのブログ

ブログ初心者おいどんのどうでもいい愚痴やどうでもいい愚痴やどうでもいいマメ知識などを披露するチラシの裏です。

ふるさと文学さんぽと根本敬

読書感想文

ふるさと文学さんぽ

ふるさと文学さんぽ 大阪

ふるさと文学さんぽ 大阪

作品名 著者
くっすん大黒 町田康
ネンをつけたらよろしねん 尾上圭介
崇徳院 桂米朝
がめつい奴 菊田一夫
波風静かに神通丸 井原西鶴
船場狂い 山崎豊子
タコにのったお地蔵さん [民話]
泥の河 宮本輝
ぼんぼん 今江祥智
アド・バルーン 織田作之助
じゃりン子チエ はるき悦巳
春の彼岸とたこめがね 小出樽重
激走! 岸和田だんじり 江弘毅
河内音頭 富岡多惠子
道頓堀から法善寺横丁 森まゆみ
世界初の「即席麺チキンラーメン 井上理津子
天游 蘭学の架け橋となった男 中川なをみ
春風馬堤曲 与謝蕪村
北港海岸 小野十三郎
蘆刈 谷崎潤一郎
監修者あとがき 船所武志

ふるさと文学さんぽ 京都

ふるさと文学さんぽ 京都

作品名 著者
金閣寺 三島由紀夫
祇園の枝垂桜 九鬼周造
にぎやかな天地 宮本輝
夢の浮橋 谷崎潤一郎
鳥居本祇園料理 渡辺たをり
鮎の試食時代 北大路魯山人
食魔 岡本かの子
高瀬川 水上勉
祇園 吉井勇
あさきゆめみし 大和和紀
一寸叡山へ 萩原井泉水
安寿子の靴 唐十郎
虞美人草 夏目漱石
神遊び ーー祇園祭りについて 杉本秀太郎
山月記 森見登美彦
除夜の鐘 川端康成
暗い絵 野間宏
鴨川ホルモー 万城目学
天の橋立 中勘助
監修者あとがき 真鍋正宏


 くっすん大黒をススメられて読んでみたが、大阪の繁華街の昔話や習俗を聞いたところで、よっぽど馴染みでもない限り聞き流すことになるので、うーん、京都と読者の地元以外はあまりお勧めできないかな。最近のケンミンショーで地元の話題ですら、全然知らねーし流行ってすらいないのに他県の話なら尚更スルーする感じである。まぁ京都にしても鴨川や嵐山がどうのと言われたところで、特に感慨もないのだが。
 蘆刈だけは面白かった。今やっているマッサンの山崎が話題だから。散策しながら山崎の今昔を増鏡、信長記、忠臣蔵といった作品から引っ張り出して語るのです。

ゆうこく、といっても三時すこし過ぎたころからふとおもいたってそこらを歩いて来たくなった。遠はしりをするには時間がおそいし近いところはたいがい知ってしまったしどこぞ二、三時間で行ってこられる恰好な散策地でわれもひともちょっと考えつかないようなわすれられた場所はないものかとしあんしたあすえにいつからかいちど水無瀬の宮へ行ってみようと思いながらついおりがなくてすごしていたことにこころづいた。

根本敬

人生解毒波止場

人生解毒波止場

第一部 人生解毒波止場
川西杏の巻、電波喫茶の巻、前科23犯はっちゃんの巻、地獄爺の巻、タクシー運転手のエロ話の巻、ゴミの大物の巻、自称タイガーマスク三代目になるはずだった男の巻、ゴミの求道者・村崎百郎の巻、親爺ファッションショーの巻、化物オメコの秘密の巻、魔性の巨乳の巻、其風画伯の巻、一期一会Aさんとの出会いの巻。
第二部 因果航路航海日誌。


 根本ぼん2冊目。根本敬をひとことで説明するなら、あの蛭子能収の研究者兼ルポライター兼漫画家といったところか。ガロで連載してたこともあるらしい。おいどんはどちらかというと漫画より文字で起こされた本の方が読みやすい。だって根本さん、めっちゃ字下手なんだもん。ちなみに、おいどんの蛭子さんに対する評価はただのきもいおっさんではなく、海千山千の正常なサイコパスという認識です。百頭のライオン(サイコパス)の群れの中にウサギが一羽居たとしたら、そのウサギが最強じゃねーかというクロマティ高校理論である。


 この人の本に出会ってから、人間そのもののいい加減さと社会のカオスっぷりに匙を投げた。マジメに考えるだけムダなもの、説明を試みるだけムダなものも多いんだなぁと。特に読書に対する信仰というか熱が冷めたように思う。
 この人、面白いんだよね。新世界とか西成あたりの珍妙なおじさんおばさんをVOWのような下世話な視点でインタビューするんだけど、そもそも面白がって本にしてる時点で彼らを馬鹿にしてるように思えるんだけど、その癖、他人に蛭子さんやその手の人たちを馬鹿にされると怒るのである。あとがきにもそのような描写がある。根本さんなりの優しさを持ってルポを敢行しているようなのだ。複雑系の基本である、ありのままを理解しろというスタンスなのだそうだ。でも蛭子さんは仕事してないしいい奴なんかじゃないとも言っている。

 うむ、よくわからんが根本敬用語でしめると、「トリコじかけの明け暮れ」「でも、やるんだよ!」ってことなんだろう。おいどんはリアルの揉め事と面倒ごとが大っ嫌いなので、この手の人たちとは関わらないけどね。はたから見てる分には面白い。