古川日出男のベルカ、吠えないのか?紅玉いづきのミミズクと夜の王
- 作者: 古川日出男
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/05/09
- メディア: 文庫
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犬の話とは言っても、世代交代が激しく世界中あちこちに話が飛びまくるので、よっぽどの犬好きでもなければ感情移入は難しいかも。歴史と犬の話と並行して、ロシアン・マフィアとチェチェン・マフィアの抗争を煽る謎の老人の話が進んでいきます。タイトルを聞いてティーンと来る人は来るでしょう。スプートニク2号に搭乗したライカ、スプートニク5号に搭乗したベルカ、ストレルカが影の主役です。
話はそんなに引き込まれなかったけど、ラストの目的が個人的に好きです。
ソ連の宇宙犬 - Wikipedia
- 作者: 紅玉いづき,磯野宏夫
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2007/02/10
- メディア: 文庫
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人間の社会に居た頃の記憶が曖昧な鎖を引きずった少女が静かな魔物の森で魔物の王に会い、その魅力に惹かれて魔物の王もまんざらではないご様子。
誰も悪くないのに、みんなが徐々に心の傷を広げていく。おとぎ話風に仕立てたド直球ジャパニーズファンタジーといった感じ。
今回はどちらもあまり没入できなかった。残念。