せでぃのブログ

ブログ初心者おいどんのどうでもいい愚痴やどうでもいい愚痴やどうでもいいマメ知識などを披露するチラシの裏です。

【ネタバレ】サカサマのパテマの最後の手紙の考察

 ある意味、空から女の子が降ってくるラピュタっぽい展開で仕掛けが面白かった。見たあとの重力への不安というか、タマヒュン感がいい。
 一番気になったのは最後の手紙。ググったら出てきたけど、やはり疑問は残る。以下、ネタバレ。
サカサマのパテマ:最後の手紙【ネタバレ注意】 | まこりる日記
 手紙の要点はこうだ。

  1. 私たちは難を逃れて、最終的に福岡に定住することにした
  2. 重力崩壊の発生開始地点は南アメリカパラグアイあたり(福岡の裏側)
  3. 重力崩壊の修復について調査中だが、目下、困難なので誰か助けて欲しい

 問題は、パテマとエイジたち一行が最後に出た場所が福岡か南アメリカかというただ一点。
 それだけで、希望があるかどうかが変わってくる。福岡であれば希望はないことになる。南アメリカであれば、他の生き残りがいる可能性が出てくる。


 では、どちらだろう?
 状況から推測するしかないが、どちらも考えられるように思う。メール送信者のガイアと地下国家アイガというアナグラムから考えて、福岡と考えるパターン。地球の裏側に来たから名前を反転させた、あるいは地上から地下に潜ったから反転か、いずれにしてもアイガはメール送信者ガイアの子孫であり、デブリが月に輪をかけていることから、事態を好転させる技術も人間もないという推測。「多くの命が空へと落ち。落下をまぬがれた僅かな者たちは、地上の生活を捨て地下にもぐる。事故をまぬがれた研究者もその罪を背負い、生者たちを見守り続ける任に就いた。」という誤解の余地がないくらい説明的な伝承からも、移住先の福岡で地下にもぐり世代を経て福岡の地上に出たという線が濃厚に思える。
 他方、物語冒頭を彷彿とさせる景色から重力崩壊の発生開始箇所、南アメリカとも受け取れる。