せでぃのブログ

ブログ初心者おいどんのどうでもいい愚痴やどうでもいい愚痴やどうでもいいマメ知識などを披露するチラシの裏です。

高い城の男

 郵政のIPOも落選したので、ロゼッタ行こうと思う。

高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)

高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)

 第二次大戦でドイツと日本が勝利し、1947年に終戦を迎えた世界で、一般人と思われる人物の視点から政争を描いたお話。高級美術工芸品店を営むロバート・チルダン。太平洋岸連邦通商代表部の田上信輔。ユダヤ人で細工師のフランク・フリンク、フランクと別れた美人妻ジュリアナ・フリンクと視点を変えて話が進む。


 登場人物はなにかと易経で行動を占うが、実は作者であるフィリップ・K・ディック易経で登場人物の行動を占いながら書いていたらしい。中国5000年の歴史で培われた易経は、物語中では100%の的中率をほこる。翻訳者によると、日本人の人物名でも苦労したらしい。これが外人の日本観なんだろうなぁ。


 電報とか電話交換手とかロケット旅客機とか、SF的ガジェットはないので、歴史ifモノだと思った方がいいかも。wired.jp
TVドラマ化間近らしい。ほえー。アクションで盛り上がるとこなんか、最後の最後しかなかったように思うけど、大丈夫か?