CLUSTER_AMARYLLIS(彼岸花)
おまえらどこに目をつけてるんだと部下をなじりたいです。出勤簿間違いまくりでせでぃ怒られまくり。
でもせでぃもチェックしてたから、怒るに怒れません。痛い。胃が痛い…。せでぃです、ども。
恒例の夢小説をば。今回は短め。
何かがはぜる音がして、目を覚ました。
両開きの引き戸の開いた方から垣間見える居間で、激しい明滅が見えた。眩しい光と夜の暗闇とが交互に不定期に部屋中を駆け巡る。静まり返った部屋を威嚇するようにスパークする音が聞こえる。
「バチッ、バチバチッ」
原因は明白だった。もう片側の閉じた引き戸が開いていれば、笠が黄ばんだ蛍光灯が見えただろう。恐らくその蛍光灯があるであろう位置から時折火花が散っているようだ。それもただ事ではない。溶接のビデオで見るような非常に激しい火花だ。
安アパートとは言え、延焼なんかした日には損害賠償だ何だとややこしい話になるのは明白だ。蛍光灯の仕組みはよくわからないけど、まずは居間を見てみないとと思ったところで、身体が動かないことに気付く。夢かとも考えたが、間違い無くスパークの音も光も知覚している。その間も、天井に吊るされた線香花火は僕が何も言わないのをいいことに、居間のあらゆる場所に「アパート延焼」という見出しの号外をばら撒き続けていた。
もう一人の僕が布団の上で身動き一つせずに格闘しているのを、僕は背後の窓辺から冷たくジッと傍観している。
Not to be continued....単なる僕の夢だからねw