せでぃのブログ

ブログ初心者おいどんのどうでもいい愚痴やどうでもいい愚痴やどうでもいいマメ知識などを披露するチラシの裏です。

夏が暑くて読み進められなかった

読書の時間はあったんだけど、引越しやら祭りの見物で時間を取られてあまり読み進められませんでした。福岡・八戸・仙台、どこも暑かったし。

 

陽だまりの彼女 (新潮文庫)

陽だまりの彼女 (新潮文庫)

陽だまりの彼女

仕事の取引先で、中学校の幼馴染・真緒と偶然再会して発展するラブストーリー。ところが、徐々に真緒の出生に関わる謎が浮かび上がる。

えーと、獣姦は良くないと思います。

 

きのうの世界(上) (講談社文庫)

きのうの世界(上) (講談社文庫)

きのうの世界(下) (講談社文庫)

きのうの世界(下) (講談社文庫)

きのうの世界

突然失踪した市川吾郎は遠く離れたM町で死体として見つかった。市川吾郎の死に端を発するM町の住人を中心としたミステリー。

私の私生活の方でいろいろあってなかなか読み進められなかったけど、それだけではない。コロコロと一人称の視点が変わってなかなか状況を把握できない構成にも問題はあるのかなと思った。死体を主人公にしつつ、町人それぞれ、引いては町そのものの物語を作りたかったのかなーって思わせる新機軸の流れでした。ガルシア・マルケスが作中で引用されてたけども。かなり意識してたのかなって。

 

伏線回収しきれてないような気がします。塔の鋏と亀と天の川とか、栄子の役割とか。時間とリソースの足りない中で無理矢理、作品として仕上げた。そんな印象を受けました。新機軸はいいんだけどね、恩田陸、もうちょっとがんばれw