ハインラインやっと読めた
いつか読もう読もうと思ってここまで読めずにいたSFの大家ハインライン読了。
- 作者: ロバート A.ハインライン,矢野徹
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1976/10
- メディア: 文庫
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月は人類が進出し多くの街を作り既に統治機構まで作っていた。
コンピュータ技師のマヌエルはメンテナンスを担当している高性能コンピュータ、マイクが自我に目覚めていることを知っていた。月世界政府は月世界人を搾取しているという趣旨の集会にマイクに言われて行き、そこでデ・ラ・パス教授やワイオミング・ノットと出会う。しかし政府はこの反対集会を嗅ぎ付けており、マニーとワイオはホテルで逃亡生活をするハメになった。
マニーたちが起こす革命を描いたお話。
ネタバレにならない程度だとこんな感じかしら。政治の小難しいへ理屈に満ちたそれでいてすごく主観的な統計が盛り込まれた話が多くてその辺は読み飛ばしちゃいました。ルーナー(luna→luner)は重力の関係で地球ではあまり長く生活できず、風邪にも弱いってあたり目から鱗。
自我に目覚めたコンピュータは孤独というより暇なのかもしれないねw いろいろ相談に乗ってくれますが、この「相談に乗る」って言葉にすると簡単だけど、すごいファジーで難しい機能だなーと、未だに実現できませんよね。ってか人間でも面倒くさい仕事か。
文庫本で読みましたが、最後の方、やたら誤字、訳の並べ替えミス、直訳と思われる凡ミスの文章が増えてくる大増600ページ。訳者がんばれw 編集がんばれw
教授は冗長な語りが多い印象。政治の話と言っても、娯楽的な側面を重視するならもうちょっと端折ってもいいんじゃないのかなーって。
- 作者: オーエン・コルファー,種田紫,Eoin Colfer
- 出版社/メーカー: 理論社
- 発売日: 2004/04/26
- メディア: 単行本
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少女メグはラウリー老人の家に強盗の手伝いとして押し入り、事故で死んでしまう。その後、天国へ行くために幽霊のような状態で現世に戻ってくる。ラウリー老人の願いをかなえるために。ラウリー老人の願いとは若い頃にできなかったいろいろなこと。その頃、閻魔大王もメグの知能犯的側面を欲しており、追っ手を放つ。メグは無事、成仏できるのか?
サクッと読みやすかった。外人にしては珍しい話だなーと思いました。要は死後の世界のために善行を積め、そうすれば報われるよって話ですもん。唯物論の人だとこういう話は書けないかもね。キリスト教的な話しってことなのかな。閻魔大王はさすがに翻訳者つっぱしり過ぎじゃないのかと。
オーエン・コルファーはファンタジーもちょっと子供向けの作りだったし、童話作家なのか?