南極で地震
大地震・前兆・予言.com-南極でM7.3の地震発生
という記事をみっけた。
南極で地震って珍しいなぁと思ってちょっと調べてみた。
南極は地球にある大陸の中で、地震が少ない場所です。また、マグニチュード5以上の地震が発生したことはありません。しかし、数は少ないですが、南極横断山地の西半球側では数年に1度ぐらいの割合でマグニチュード4程度の地震が起こります。
環境省-南極キッズ
そもそもないという話が、でもこれは南極大陸内部に限った話っぽいね。マグニチュード4の話はCiNiiの論文にある地震のことかしら?
気象庁地震火山部の発表の内容は、次のとおりです。「きょう25日12時26分ころ地震がありました。震源地は、南極付近(南緯63.5度、東経150.6度)で、震源の深さは約30km、地震の規模(マグニチュード)は7.9と推定されます。震源は、米国地質調査所国立地震情報センター(USGS、NEIC)による。
JARE-南極で起きた巨大地震
やっぱりあるらしい。
しかし,1個だけではあるが,南極大陸内に震源が決まった地震がある.この震源精度を確かめるために,多くの震源を仮定し,O-C residualの自乗平均値を調べた.その結果,この地震は大陸内20°W, 80°S,深さ1kmに起こり,マグニチュード4.3であることが分かった.
CiNii-南極地域の地震活動(日本南極地域観測隊の報告)
深さ1kmって凄い浅いなぁ。でも日付がわからん。
・スコシア海でマグニチュード 5.4の地震
南極で地震をはじめとした数々の地質的変化が増加中
・4月4日に、バレニー諸島でM5.3の地震(深さ10.0km)
September 3, 2011 – ANTARCTICA – A 6.2 magnitude earthquake has struck the South Sandwich volcanic islands near Antarctica at a depth of 106 km.
6.2 magnitude earthquake hits the South Sandwich Islands
A magnitude 6.6 earthquake struck off the South Shetland Islands, Antarctica on January 15, at a depth of 10.0 km.[5]
Wikipedia-Earthquakes in 2012
A magnitude 6.2 earthquake struck off the South Shetland Islands, Antarctica on January 15, at a depth of 14.8 km.[6]
1942年11月10日、インド洋南部(南極海)のプリンス・エドワード諸島で地震。M 8.3。
Wikipedia-地震の年表
追加。
記録にあった大きめの地震とプレートの配置を地図に起こしてみた。適当に手書きしてるので間違ってたらすまん。
南極の地震もプレート境界で多く起こっている。ウェッデル海の沖合いとヴィクトリアランド沖がほとんどだね。スコシアプレート周辺は火山活動も多いという記事を散見した。あとは全体的に震源が浅いね。何でだろう。
何をもって南極は地震が少ないというのかわからんけど、南極の陸地が南極プレートのほぼ中央にふんぞり返ってて確かに陸地での地震は少ないかもしれない。でも大きいプレート内で地震が少ないのは既知のことだよね。また、地震の記録がまとまってないから地震が少ないように見えるのかもしれない。中緯度から低緯度地方ならUSGSあたりでまとまった記録があるんだろうけども。
だから、ちゃんと記録してれば、南極も普通に地震多いんじゃないのん? と思った。
参考)
震源の落としこみに下記を参照
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Antarctica.svg
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Antarctica_Map.png
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E6%A5%B5%E8%A6%B3%E6%B8%AC%E5%9F%BA%E5%9C%B0%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7