せでぃのブログ

ブログ初心者おいどんのどうでもいい愚痴やどうでもいい愚痴やどうでもいいマメ知識などを披露するチラシの裏です。

宇宙生物学で読み解く人体の不思議

 SFのためのノンフィクションの推薦枠から選んだ本。たまには小説を離れた実用書で、たまには生物系をということで選んだ。次は脳のなかの幽霊を読もうかな。
SFをもっと楽しむための科学ノンフィクションはこれだ! - 基本読書


 非常に読みやすかった。地球や宇宙に興味がある人は相当入りやすくて腑に落ちる内容だと思う。宇宙生物学というだけあって、最初に人間(生物)の生理現象や仕組みについて疑問を提示し、次に宇宙とか地球の元素構成、地球史、物理的な話を通して説明するという語り口。わかりやすいし読みやすいし面白い。切り口がいいよ。
 100%理解しているか、というとまた別な話になるけどもw 生物と化学は苦手だったしww

 凄く丁寧に書かれた本。きちんとした自然科学の基礎知識と理解がないと、素朴な疑問に対してこういう学問を横断した丁寧な説明はできないよ。吉田たかよしさんという方の理解力も凄いし、説明力も凄い。読んでて徐々に気になるどうして? アレはどうなの? という問いにも漏れなく言及してくるあたりも素晴らしいというか抜け目がない。


 薄い新書版の癖に、頭に叩き込むまで繰り返して読みたくなる濃厚な1冊だった。うんうん、たまにはノンフィクションもいいな。