WindowsLiveMail(以下WLM)からOUTLOOK2016へのデータ移行に苦労したので、メモ。いや、このメーラーの使いづらさはねーよ。同じMSのソフト間でなんでこんな苦労しなきゃならんのよ。
バックアップ
1.アカウント
まず、このやり方だとアカウント設定は移行できないので、移行元のWLMのメールアカウントのプロパティの全般、サーバー、詳細設定タブあたりのスクショを取っておく。PasswordEyeとかでパスワードを控えて置く。
Windowsliveメールのアカウント変更設定 | 設定マニュアル| エヌ・シィ・ティ(NCT)
2.メール本文
まだ準備は続く。MailStore Homeという移行用のツールで、.PSTファイルを作る。このファイルが大抵4GBくらい余裕で超えて来るので、FAT32のUSBではファイルを置けない。できれば共有ディスクとかを中継したい。
リンク先の手順の途中までで、まだOUTLOOKへの移行はしない。
togeonet.co.jp
3.アドレス帳
次に、アドレス帳だ。この辺をそのまんまやればOK。ANSI形式変換と姓・名あたりのパラメータが重要。
これもリンク先の手順の途中まで。OUTLOOKへのインポートはしない。
d.hatena.ne.jp
リストア
4.アカウント
移行先では、間違った時用にローカルのどっかに元データは入れておいた上で、「C:¥ユーザー¥AppData¥Local¥Microsoft¥OUTLOOK」あたりに.PSTファイルと.CSVファイルの"コピー"を置く。
移行先でWLMのスクショを参考にメールアカウントを作る。OUTLOOK2016の初回起動は気をつけないといけない。POPならPOPのアカウントを作る。なんでかわからんけど、一度メールの種別間違うと、POPに変更できないんだよね。
暗号化の設定・ポートが初期設定(POP995/SMTP465)なので、初見殺しではある。
www.fmworld.net
5.メール本文
移行先でメールアカウントを作ったら「ファイル→OUTLOOKデータファイルを開く」でAppData〜に置いた.PSTファイルを開く。あとはメーラー上で、最初に作ったメールアカウントの方に適当にフォルダ移動だな。移動が終わったらデータ移行用のアカウントは右クリックで閉じてしまうといい。
インポート/エクスポートで開くと、なぜかうまく行ってくれない。
www.wanichan.com
6.アドレス帳
アドレス帳のCSVファイルを「ファイル→インポート/エクスポート」から開く。以上かな。
ここで読み込ませるCSVのエンコードがUTFだと空の連絡先が人数分できてしまう。やり直し。本当に癖のあるメーラーだ。
www.wanichan.com
7.やり直す場合
最後に。しつこくプロファイルを覚えてくれるので、設定を間違ってOUTLOOK2016の初期化がしたい時はこのページの最下部あたりをやる。regeditが必要になるね。
電子メールソフトの設定方法(Outlook2016 の場合)
8.その他
これはwindows10への慣れの問題だけど、regeditとかnslookupをやるならWindowsシステムツールにcmd.exeとかファイル名を指定して実行が入っているのでその辺で。隠しフォルダとか拡張子の表示は、フォルダウィンドウの表示タブで。