実家と言っても、元々出不精な僕の場合、疎い地域が相当広い。
誰も出たがらない厳冬期にいつも通り親父の着古しのコートを来て、仕事帰りにふらっと郊外まで足を伸ばしてしまった。バスには見たことあるようなないような濃い紺色のセーラー服の女子高生が数人乗っていた。地方中枢都市とはいえ、さすがにバスの終着駅まで行くと、戻ってこられなく恐れがあるから、あの女子高生の降りるバス停を少し散策してみようと思った。スーツにコートだから怪しまれまい。
小さい芝生と記念の石があるロータリーでバスを降りると、女子高生達はヤンキーのお兄ちゃん達のお出迎えがあるみたいで、きゃぴきゃぴ言いながら路肩の方に行ってしまった。何となく眺めていると、車高の低い車から一人の丈の短いジャンパーを着たお兄ちゃんが出てきた。サングラスをしているが、明らかに顔が柴犬だった。耳もツンとお空を向いている。ジャンパーの背中には、地元・負幕(まけまく)の意匠である、角が1つ取れた四角形のマークがプリントされていた。
http://f.hatena.ne.jp/Sediment/20120702022729
そう言えば、バブルの時代に仙台のかなり郊外の方にこんな地域あったかなぁ、あったような気がするなぁと突然思い出した。マケマケという繰り返しの音に似て語呂がいいってんで、そう言うキャラグッズもいくつかあったような。
まぁ、少子化の進んだ今だって人も学生もいるはずだし。兄貴の部屋の天井に張ってあった三角のペナントにもあったような気がするよ。
Not to be continued....単なる僕の夢だからねw