今まで、あまり真面目に大河ドラマを見たことがなかったので、大河ドラマの時代考証は相当すごいものという思い込みがあった。しかし、今回、真田丸を見てて、脚色が結構あるなぁと思った。そりゃあ、動向が不明な時期とかはあるにしても、今回の茶々様と惚れた腫れたの一件とか加藤清正の話とかは「主人公が贔屓されてたら面白いよね」というかなり都合のいい解釈になってるなーと。
例えば、関係者の生年月日を表にすると、真田幸村が豊臣家の人質に大阪城に入ってから、加藤清正が九州征伐のために大阪城を離れるまで、多目に見積もっても半年程度なのだ。
広い大阪城で、加藤清正と会って会話する機会がどれだけあるのだろう? 大名が小姓風情を意識するだろうか?
あとはまぁ、加藤清正も真田幸村も経験した戦の場数とか質という点で、織田信長登場あたりの大名や武将とは比べものにならない。黒田官兵衛や山県昌景と比べてしまうと、石田三成も幸村もなーんか見劣りしちゃってなぁ。そうは言っても伊達政宗あたりが蹴散らされるから、若い割には相当優秀ではあったんだろうが。