戦国の長嶋巨人軍
予告通り、読んだ。読みました。新書によくある自衛隊タイムスリップものです。
↓のAmazonのリンクからこの本を探して頂くとわかると思いますが、表紙からして戦車長みたいな格好の長嶋さんの似顔絵で、こんな本が平積みしてあったら誰だってリアクションバイトしてしまうというもの。こんなの絶対卑怯ですってw 発想の勝利って奴ですね。この発想だけで星5つ上げます。しかもあの志茂田景樹ですから、間違いないでしょう。
冬季キャンプの代わりに自衛隊の実弾射撃訓練に参加していた長嶋巨人軍は、90式戦車とタンクローリー車、81ミリ迫撃砲数門、及び実弾と共に桶狭間の戦いの真っ最中にタイムスリップしてしまいます。無事帰れるのでしょうか。
槙原が柴田勝家にホームラン打たれたり、信長にツーベースヒット打たれたり、野球します。松井は清洲城下でもゴジラの愛称で呼ばれます。三方ヶ原の戦いでは、迫撃砲と90式戦車で武田騎馬軍団をコテンパンにするワンサイドゲームの戦争もします。あとは…そうだなぁ、織田軍をいろいろな形で支援するものの、大局的にはほぼ史実通りの展開となります。武田信玄が上洛しようとして、織田軍・徳川軍とぶつかる三方ヶ原の戦いで終わりです。
この着想で書かれたプロの本が読めるというだけでほんっとありがたいです。面白いです。肝心の日本の戦国時代の武将や文化・時代背景も、素人の僕がよく調べたなぁというくらいにはいろいろと描写されてます。
自分のあらすじを読んだだけでも突っ込みたくなる部分は星の数ほどありますが、まぁ笑って読めればそれでいいのかなぁとw お近くの図書館で一度探してみてはいかがでしょうか。
- 作者: 志茂田景樹
- 出版社/メーカー: 有楽出版社
- 発売日: 1995/04
- メディア: 新書
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