せでぃのブログ

ブログ初心者おいどんのどうでもいい愚痴やどうでもいい愚痴やどうでもいいマメ知識などを披露するチラシの裏です。

金券はじめました

 今、金券を取り扱っている。いろいろ独特の悩みがあるので、いつも通り愚痴を。

検品が面倒くさい

 印刷屋に券面の仕様を出して、見積もり合わせを形式的にやって、納品されまっす。形式的にってのは、既に印判がある既存の業者の方が自然と安くなっちゃうから。仕様については、細かいこと言ってもしょうがないので、サイズと枚数、紙質と納期程度で、紙質も素人がわかるわけないので、詳しくは現物を貸してこれ真似してねって感じ。


 納品後が問題。最低500部は刷らないと「発注お断り」みたいな単価を提示されるので、必ず500から10,000部くらいまとめて納品されることになる。印刷部数は年間の払い出し数を見て決める。券面の仕様変更が急に来る可能性があるので、1年持たせるくらいで考える。ところがギッチョン。大体500部に1部くらいの割合で、乱丁がある。必ずだ。白紙だったり、前後の通し番号と被ってたり。落丁はほとんどないね。
 利用者に渡って途中まで使われたりしたら目も当てられないので、納品されたものは職員で全部検品しなきゃならない。これがね、単純作業のお出ましなのよ。文明の利器であるPCの前で俺は何してんのかなーって。眠い。
 優先度は決して低くないのに、周りからは暇な作業に見えちゃうから悲しい。一応、お金の一種なんだけどなぁ。

印影の使用許可が面倒くさい

 首長とか組織の紋様だとかが入ってるとその許可申請が面倒なのよ。毎年くらいのペースで印刷するものはいいんだけど、5年超えたらダメね。ロストテクノロジーっすよw 二人以上の引継ぎをまたいだらまず伝わらん。
 なんでその印影が必要なのか、申請方法を誰に聞けばいいかすらわからないwww 商標登録されてて、年間の使用料がかかるってなったら更に面倒くさい。今まできちんと支払ってたのか、これから払っていいのか誰に許可とればいいかすらわからない。

取り扱いが面倒くさい

 金券なので、保管は施錠できる場所に。なんだけど上記の通り、一時的に物凄い在庫を抱えることになる。まぁ入らないよね。
 あとは、悪用を防止するために、印刷間違いすら自分たちで処分しないといけない。眠い。
 金券なのでお金と一緒だから、受渡しの都度、一円単位で合わせなきゃならない。どんなに大量の支払いがあってもだ。眠い。


 金券は大体、お釣り渡すの禁止でしょ? あれは根拠法の資金決済法がそうなってるから。関連項目を読むと、払戻しとか還付も基本NGみたいなことが書いてある。それ絡みの苦情がたまに来る。再発行しないなら、お前んとこからは二度と買わんみたいなね。根拠法を犯さないように運用ルールを決めてるから、ご理解くださいとしか言いようがない。ほぼご理解はいただけませんが。
 JRはいいよ、払戻しの仕組みが作れるくらい組織も利用者数もでかいもの。


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 でも面白い。プリペイドカード、クレジットカード、電子マネー、仮想通貨なんてのもこの辺の括りになるらしい。