せでぃのブログ

ブログ初心者おいどんのどうでもいい愚痴やどうでもいい愚痴やどうでもいいマメ知識などを披露するチラシの裏です。

国立大学経営と登山中の携帯の記事

大学経営

短信: 国立大学がいま大変なことになっている(承前)
 大学の経営は全く知らんなぁ、学費ってどの程度なんだろうと思ってググってみた。

日本の大学の資金力のなさはどこから来るのか?:国内大学強化に向けた考察2 - ニューロサイエンスとマーケティングの間 - Being between Neuroscience and Marketing
 さすがはてなーである。既にあった。
 アメリカと日本という限定的な比較だけど、アメリカは投資運用が収入の半分を占めている。日本の場合、国立とはいえ安くない学費を払っても僅か10%にも満たず、ほとんどが補助金で賄われているらしい。そして、最後の総額の比較。金があればいいってもんじゃないのはわかるけど、こんだけ差があると違うよなーと思ってしまった。

 なんでもかんでも収入源を投資運用に持っていくアメリカの団体もつらそうだなーと思うけど、日本の経済学部は何やってんだと思ってしまった。実学も基礎研究も大事なのはわかるし、投資運用しろとは言わない。言わないけど、自分たちの大学経営に対して、一枚噛んだり成果を生かしたりしないのかな、と。
 自国の株価が右肩上がりかどうかという日米の違いは大きいだろうし、政治の問題*1もあるだろうけどさ。大学内部では専門家の部類に入るんじゃないんか、と。

何もしないと株価はどう動くのか - せでぃのブログ


 既に何らかのアプローチをしていたらすいません。当方、禄に調べてないもんで。書きなぐってます。

山上の携帯


携帯にカメラが付いてなければ死ななかったって人、震災やこの前の噴火で..
 写真機能がなければというのは、ブコメにある通り"そもそも山に登らなければ"という話に通じるのでそれについては特になにも言うことはない。


 登山中の携帯というつながりで強引に話を変えちゃうけど、登山の形態は相当変わったなぁと。個人が携帯を持って山頂から緊急通報できるんだから。昔、ラジオとカメラは持っていってたけど、銀塩写真ね。バッテリーの消費が激しくて、予備バッテリー必須だし、バッテリーを懐に入れて暖めたり、扱いが大変だったのを覚えている。かさ張るし。まぁ、その辺は今も変わらんだろうけど。(現像のために暗室に籠るのも楽しかった)


 個人携帯登場以前は通報するために必ず誰かが下山しなければならなかった。捜索する段になって、やっと、ゴッツいイリジウム電話とかトランシーバーを持ち込むような感じだったと思う。もちろん金持ちは別だけど。
 誰かが下山と口で言うのは簡単だけど、実際は結構大変。下山を急ぐために、ザックをパーティの誰かに預けて、空身(からみ)で走るのだ。大体は日が暮れ始めていて、ヘッドランプの明かりを頼りに走るのだ。水も食料もなし。ザックを預かった人間はザックを2つ背負うのだ。どんなに軽量化してても40kgは下回らない。負傷者が少し歩けるようなら、負傷者のザックを誰かが背負うのだ。歩けない人間が一人いるだけでパーティ全体が危険になるって寸法。

 そうするとだよ。一人だと軽い捻挫・骨折ですら、死に至る可能性が高い訳だ。だから登山計画書を出して、期限を過ぎたら通報してもらったりしていた。ダイビングだとよく考えられてるもんで、バディシステム*2というのがある。
 実際は、捜索費用の問題もあり誤報されたら困る。ご厄介にならないために通報の期限が近づいてきたら必死に下山して最寄りの公衆電話にダッシュしてたなw


 ゴアテックスとか登山用の下着*3とかテント。ピッケルも木製ではなくなり、松脂を塗る必要がなくなった。ロッククライミングと専用シューズはその中にあって特に新しい。そして携帯と。時代は変わったんだなーと思っただけ。


 登山で一番熱い小説はメジャーだけど高熱隧道と八甲田山死の彷徨。バタバタ人が死んでいきます。黒部の水平歩道で読む吉村昭八甲田山中で読む新田次郎背筋がゾクゾクして楽しい、オススメ。
 植村直己の青春を山にかけては、登山前日に読みたい。

高熱隧道 (新潮文庫)

高熱隧道 (新潮文庫)

八甲田山死の彷徨 (新潮文庫)

八甲田山死の彷徨 (新潮文庫)

青春を山に賭けて (文春文庫 う 1-1)

青春を山に賭けて (文春文庫 う 1-1)

*1:国庫の予算配分とか学部間のパワーバランスとか

*2:必ず二人組で潜る

*3:速乾性のために昔は毛糸のパンツだった