せでぃのブログ

ブログ初心者おいどんのどうでもいい愚痴やどうでもいい愚痴やどうでもいいマメ知識などを披露するチラシの裏です。

虚航船団

虚航船団 (新潮文庫)

虚航船団 (新潮文庫)

読了。とは言えないな。
さすがに全部読むのは諦めて、あちこち、つまみ食いのようにパラパラと読んだ。


文房具とげっ歯類の宇宙戦争の話。たぶんSF。
第一章は文房具たち宇宙船乗組員の身の上話。ただし、文房具は「紙の楮(こうぞ)先生」以外全員気が狂っている。第二章はげっ歯類の惑星の歴史。文化史なども織り交ぜ、歴史教科書のような描写が最後まで続く。第三章は文房具とげっ歯類の星との戦争。


全472ページ。気が狂っている。
たぶん、筒井康隆と同姓同名の別人だ。こんな訳のわからない内容を大真面目にこんなボリュームで書くなんて、気が狂っているとしか言いようがないだろう。筆者、読者、編集者への徹底した嫌がらせとも解釈できるが。最後、マリナ・クズリというげっ歯類の個人?周辺で、筒井康隆のメタな話(愚痴っぽい)も出ており、あー自覚あるなー大丈夫そうだ、となる。
何をモチベーションに書ききったのか不思議でしょうがない。


オススメなんかできる訳がないだろ、いい加減にしろ!


万が一、読みたいと思ったばやい、「文房具とげっ歯類の宇宙戦争の話」というあらすじを聞いて、あなたが気になったところを拾い読みするといいんじゃないかな。え、どこら辺が面白かったかって? 聞いてくれるな。
例えば、
Q1.文房具とは何か。擬人化なのか。本当に文房具なのか。糞はするのか。性別はあるのか。
Q2.げっ歯類は道具を使えるのか。文明はどの程度か。宗教はあるのか。人種はあるのか。
Q3.戦争とはどのような形式で行われたのか。どちらが勝ったのか。
Q4.マリナ・クズリというげっ歯類に注目。
etc.


健闘を祈る。