せでぃのブログ

ブログ初心者おいどんのどうでもいい愚痴やどうでもいい愚痴やどうでもいいマメ知識などを披露するチラシの裏です。

在庫一掃セール

セールではないですが、積読(つんどく)だけだったものとか、休職初日に買った小説をば、僅かではありますが、有り余る時間を使ってさくさくと読み進めてます。

 

 

不連続の世界 (幻冬舎文庫)

不連続の世界 (幻冬舎文庫)

不連続の世界

ミステリー?ファンタジー? うーん、オカルトかな。レコード会社のプロデューサの多聞(たもん)がありふれた些細な都市伝説と遭遇する現代日本が舞台のオカルト集的な短編集。それでも1冊通して、世界観や主人公は共通しているので、普通に通して読めます。実際に流れた噂ではなくて、たぶん創作なんでしょうね。

 

オカルト好きとしては、好きな類のお話でした。最初は主人公含めた周囲の人間の余りにハイソサエティな肩書きで引いちゃいましたが、全く異なる方向性の話でいろいろと操作・コネ作りがしやすい職業ということなのかもしれませんね。怪しくも恐ろしい事件の数々に対してすらクールに構えていた主人公が、最後の最後でまさかの大どんでん返し。

個人的には、なんとなーく、伊坂幸太郎の死神の精度を思い出しちゃいました。何でだろう??

 

矢上教授の午後 (祥伝社文庫)

矢上教授の午後 (祥伝社文庫)

矢上教授の午後

ある大学の古ぼけた研究棟で嵐の日、見知らぬ一人の人間が死んでしまう。筋金入りのミステリーファンの矢上教授が巻き込まれる形で、謎解きをしていくお話。

 

ミステリーの王道を軽快に行く感じで面白かったです。いくつかの条件が重なって殺人事件の現場に閉じ込められてしまうその緊迫感、自由奔放で偏屈な大学教授や生徒たちをまとめあげる矢上教授の頼もしい行動力・推理力・冷静沈着さ、それから自由奔放な日本の大学の理系学部らしい数々の伏線と最後の回収。立派なミステリーの王道ですね。お色気とか旅情、風景描写あたりまで欲しい方はちょっと物足りないかもしれません。僕は特にいらない派ですんでw

場面を短めに区切り、真相部分を除いてほぼ全員の様子を平行して見せるような作りが、焦らされて心地いいですね。

 

大学って憲法で自治権が保障されてるのに、事件があると警察は普通に入ってくるんだよね。うーん、あくまで権利だから、警察は助けに応じるだけという認識なのかしら。これだけの権威がありながら、閉じた世界よね。大学教授とか院生の大変な気苦労が垣間見えるという点では、100点ですね。

 

訪問者 (祥伝社文庫)

訪問者 (祥伝社文庫)

訪問者

映画監督・峠昌彦の死の真相を知るべく、友人の井上は峠の故郷、朝霞家の古い洋館を訪ねるが、嵐に足止めされ、そこでまた見知らぬ男が一人死んでしまう。

 

えー、ライトミステリーとでも言うんでしょうか。嵐で殺人現場に閉じ込められてしまうところとか、風景の描写がちょっと物足りないあたりとか、前述の矢上教授の午後に似た感じの王道よりちょっと軽めの路線を行くミステリーといった感じです。

洋館の雰囲気作りというか前置き的なのがほとんどなく、途中まで平屋の一軒屋に10人近くがギュウギュウ詰めになってる場面を想像してましたw 初めの方、読み損ねちゃったみたい。ちょっとその辺の雰囲気作りがもうちょいあっても良かったかなって。

あとは、矢上教授の方とは違い、容疑者・関係者全員がほぼ同じ場所にいたせいか、場面転換がほとんどありませんでした。これはこれで、テンポとかトリックの作り方が難しそうだなーと。さすが恩田陸やでーと。狂信者のオレ乙w

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