【ネタバレ注意】MIU404完結へ寄せて

　久しぶりに面白くドラマを走破できた。最近だとこれは経費で落ちません。その前はノーサイドゲーム、真田丸あたりかな。思いの丈を存分に書きたいので、バンバンネタバレします。未視聴の方で見る予定がある方はこの辺で戻ってくださいな。

ここからネタバレ感想

　脚本がまぁうまい。悪い言い方をすると視聴者に媚びてる。伊吹と志摩の周りはほぼ無傷でした。麦ちゃん、成川、特派員RECあたりは犯罪者に狙われた過去があって、かなり危うい立ち位置で、且つ、何かあったら伊吹か志摩がブチ切れそうな大事な脇役でしたが、全員生還！　志摩のトラウマである過去の相棒は志摩的に救いのある発見があったし、伊吹の恩師蒲郡（がまごおり）の猟奇殺人事件も伊吹自身に事情聴取させることでショックは幾分か和らいだのではないだろうか。そして極め付けが、これでもかと取り逃がしまくってた巨悪エトリの死だ。久住はどっちか一人で立ち向かうにはあまりにも狡猾で抜け目のない奴だ。ここまで出来過ぎたハッピーエンドだと、逆にヒヤヒヤしたよ。誰か死ぬんじゃないかって。
　んでんで、このタイミングならオリンピック開催の並行世界だよなぁ、しゃーないわなぁ。と思わせてからの大どんでん返し。エピローグは二人がマスクを付けて登場。「想定外の外の外。」「賛成も反対もウイルスが全部飲み込んだなぁ。」で嬉しくなっちゃった。同じ世界の話だった！って。あと、九ちゃん運転のメロンパン号が到着した時の、これで勝つる感。ヒャッホーイ！
　最終回含めたMIU404全体を通して流れるテーマは、志摩の言葉「人にはたくさんのスイッチがあって、いい方にも悪い方にも行く。」なんだろうね。

　挿入歌の米津玄師の感電の歌詞に俳優陣が寄って行っちゃったのか、元々ドラマを表現した歌だったのか。今聞くと、なーんかドラマを思い出させる歌詞になっとるなーと。ワンワンとニャンニャンの生声が入ってるだけでポイント高いんだけどさw

強いて言えば

　楽しく見させてもらったので、特に言うこともないんだけど。好きだからこそ敢えて言いたいこともある。
　陣馬さんと伊吹のキャラがちょっと薄いかなーと思う時があった。過去の経歴にもうちょっとアクセントが欲しかったかな。伊吹も、過去の事件でもうちょっと何かこう、"足の遅さ"で解決を逃した事件があっても良かったかなーって。んー、その辺はスピンオフに期待かw
　あとあと、スパイダー班糸巻にもうちょい出番くれw