せでぃのブログ

ブログ初心者おいどんのどうでもいい愚痴やどうでもいい愚痴やどうでもいいマメ知識などを披露するチラシの裏です。

地球史の一大イベント、K-T境界の隕石衝突説に疑問を呈するコピペ

 コピペではあるものの、何人かの手によって徐々に改変され、原型を留めないほど変わってしまっている長文コピペがある。長いけど面白い。大きな齟齬はきたしてないし、それどころか最新のニュースまでもきちんと理解して取り入れている。読み応えのある内容になっているね。
 あれだね、K-T境界*1の絶滅もなかなか反論というか異説が多いね。どうすれば種を絶滅できるか、という環境条件のところが悪魔の証明チックだし、違うとすれば、何が原因だと言うのかというところで皆、言葉に詰まってしまう。

 念のため補足しておくと、コピペの内容のいくつかは隕石衝突説を支持する側の証拠ともなり得ます。また、現状では隕石衝突説が最有力とされています。その辺をご理解の上、お読みください。

出展

初出がこちら。「ID:8WxlgM470」で追うとよろしい。ついでに「ID:2X7/GHmB0」も。
まだ荒さが目立つ。
http://mimizun.com/log/2ch/wcomic/1221837069/


改変版。「id:gBTUzgLx」で。初出の「ID:2X7/GHmB0」までも、コピペに含まれている。
【古生物】恐竜絶滅 現在のメキシコ付近への1回の小惑星衝突が原因と発表 直径10~15キロ(想像図あり) (1~1,001)


最新版。
 2001年のICDPが支援したチチュルブクレーターの掘削や2014年のチチュルブ衝突を工学的見地から検証した千葉工大のニュースまでもが、コピペに含まれている。結論がオカルトチックになってしまっているけど、アップデートは最新ですしおすし。考察は面白いですし。
 マンモス瞬間冷凍の話が省かれている。懐疑的な方だったんだろうか。
「ID:7MT2XdRW.net」で。また、「ID:/PTXd9rd.net」がコピペ元を発掘している。
【地球科学】恐竜絶滅の「衝突の冬」、仮説を立証か [14/05/13]

コピペの内容

 長いから最新版のみ貼っちまおう。

35:名無しのひみつ@\(^o^)/:2014/05/13(火) 18:22:01.33 ID:7MT2XdRW.net
6500万年前の恐竜大絶滅── 
現在もなお、多くの謎が残っている生物史上の大転換期だが 
これが何によってもたらされたのか、議論百出しているものの未だに決着を見ていない。 
ただ明らかなのは、それが決して隕石によって齎されたものなどではないという事だ。 

1977年、ウォルター・アルヴァレスがイタリアにおいて、 
約6550万年前(白亜紀末期)の地層において 
通常の30~200倍のイリジウムと大量の炭素を含む、真っ黒い地層「K-T境界」を最初に発見した。 
更にこの地層を境に化石の種類が激変している点に着目。 
ここから恐竜絶滅の原因と、K-T境界層の生成は 
密接に関わっているのではないかという考えが生まれた。 

その後、世界各地の地層でK-T境界が発見されるとともに、 
・K-T境界には多量のイリジウムが含まれている → 
 重金属であるイリジウムは地球表面にはほとんど無い → 
 イリジウムは宇宙から来たんだ! 
 つまりK-T境界層は宇宙からの隕石によって形成されたんだよ!! (ナンダッテーΣΩΩΩ) 
という、2段目までは事実だとして、三段目で大きく話が飛躍する三段論法から、 
「恐竜絶滅は隕石激突が原因だった!!」という説が生まれた。 
衝突で蒸発した隕石が世界中に細かな粉塵となって降り注ぎ、 
それがK-T境界線を形成したというのである。 
MMRもびっくりのトンデモ仮説だ。 

そして世界規模で見つかるイリジウム層の分厚さから、地球に衝突した隕石は、 
途方も無い巨大な隕石であろうという予測が立てられた。 

さらに時代が下って1990年代初頭。 
メキシコ・ユカタン半島で、直径約160㎞というチチュルブ・クレーターが発見される。 
これは発見当時としては世界最大のクレーターで 
しかも白亜紀末期に形成されている事から 
「恐竜絶滅の原因となった隕石衝突痕はこれに違いない!!」 
と考えられ、世界中のマスコミがこれに飛びついた。


36:名無しのひみつ@\(^o^)/:2014/05/13(火) 18:23:27.38 ID:7MT2XdRW.net
なお、2010年にサイエンス誌に掲載された説では、 
このクレーターを形成した小惑星の大きさは直径10km大、質量1兆t< 
衝突速度は約20km/s、衝突時のエネルギーは広島型原子爆弾の約10億倍、 
衝突によって高さ約300メートルの津波を発生させたと予想されるという。 

科学番組ではより詳細なシミュレーションを作成。 
クレーターの形状から、隕石は水平から約30度の角度で南から突入したとされ、 
隕石衝突地を中心にして周辺の生物は一瞬で蒸発。 
その時の高熱のショック波が巨大な山火事を発生させ 
地上は数日間燃え続け、太陽は半年間、覆われ続けた。 
こけがK-Tバウンダリーに含まれる大量のススを生んだのだという。 
衝突地では7000メートルりの津波が発生し、これは地球を半周しも150メートルの高さを保った。 
その後大量にイリジウムが降り注ぎ、K-Tバウンダリーを形成したのだそうだ。 

またチチュルブ・クレーターに落ちた直径約10 kmの隕石の衝撃波は 
地球の反対側(対蹠点)に収束して、 
ちょうどそこにあったデカン高原で大規模な火山活動を引き起こしたという。 
その証拠と目されるのがデカン高原にあるデカン・トラップと呼ばれる洪水玄武岩の跡である。 

この衝突ショックで多くの動植物は死に絶えた。 
おそらく10中7は死に、隕石衝突地に近い北半球ほど死亡率は高かったと科学者たちは考えている。 

更にこの「大絶滅」では陸上の生物のみならず、海中の生物が大絶滅した。 
これについては2014年3月9日、千葉工業大などのチームが、 
巨大隕石の衝突で発生した酸性雨による海洋の酸性化が原因という説を 
英科学誌ネイチャージオサイエンス電子版に発表している。 

チームは、ユカタン半島のクレーターと同じ成分の硫酸塩岩に、レーザー銃で 
秒速15~20キロに加速した金属を打ち込み、隕石の衝突を再現。 
放出ガスを分析した結果、短期間に強い酸性の雨を降らせる三酸化硫黄が多く発生したことを確認。 
ここから数日間非常に強い酸性雨が降って深刻な海洋の酸性化をもたらし、 
多くのプランクトンが持つ炭酸塩の殻が溶ける状態が数年間続いたのではないかという仮説を立てた。


37:名無しのひみつ@\(^o^)/:2014/05/13(火) 18:25:04.49 ID:7MT2XdRW.net
では、実際のところどうなのか? 
本当にこのクレーターが恐竜絶滅の原因となったのだろうか。 
実は詳細な調査をした結果、まったく違う事が判明している。 

米プリンストン大などの国際研究チームは、2001年12月から翌年2月にかけ、 
日本も参加する「国際陸上科学掘削計画」(ICDP)の支援を得て、 
チチュルブ・クレーターの中心から約60㎞の地点を掘削。 
問題のKT境界は地下794.1mと、隕石の衝突跡より約50センチも上にあることを突き止めた。 
さらに、堆積物の分析など5種類の方法で詳細な年代を特定。 
その結果隕石衝突痕はK-T境界の形成より、 
30万年も前に存在していた事が明らかになった。 

なお、ちょっと考えればわかる事だが、 
仮にイリジウムを大量に含む10㎞程度の巨大隕石が衝突し、 
世界中にイリジウム粉末が降り注いだとしても 
実際は降り積もる期間は長くて数ヶ月程度。 
隕石の元の体積からしても、糸よりも細い層が形成されるかどうかというレベルである。 
対して実際のKTバウンダリーはその厚みから、何千年分もの量と考えられる、 
恐ろしく膨大なイリジウムが堆積している。 
その総量は、とてもチチュルブ・クレーターごときを形成した 
小惑星などでは考えられないほどの規模なのだ。 

更に10㎞サイズの隕石が衝突したとしても、陸地から海洋に至るまで、 
地球上の全生物の8割が絶滅するほどの、凄まじい環境変化を齎すわけではない事が 
今ではコンピュータシミュレーションでわかっている。 
ひと昔前は隕石衝突で地球が壊滅するシミュレーションが学術番組などで 
迫真のナレーションとともに語られていたが、あれについては 
隕石絶滅説の実証を前提に構築されたもので、恐竜絶滅の理由をほしがった学者らが、 
やたら大袈裟な結果になるようシミュレーション結果を調整して騒いだだけなのだ。 

また、デカン・トラップについても表面の地形を組みこんだ 
楕円体の地球モデルを使ってシミュレーションしたところ 
地形の影響で衝撃波の速度が周波数に依存するので、 
エネルギーが対蹠点に一度に集中しない事がわかった。 
どのようにシミュレートとしてもデカン・トラップを形成するほどの圧力は生じないのだ。 
そこから科学者たちは、チチュルブクレーターの隕石とは別に 
デカン高原の近くにもう1つ巨大隕石が落ちて、 
火山活動が始まったのではないかと苦しい説を述べている。


39:名無しのひみつ@\(^o^)/:2014/05/13(火) 18:34:02.21 ID:7MT2XdRW.net
また、チチュルブ・クレーターだけではイリジウム層の厚さや 
大絶滅を齎すだけの天変地異をあ゛つり的にも時期的にも説明できないため、 
今では多くの科学者が別の場所に落ちた隕石原因説を考えている。 

現に、今では直径約160㎞のチチュルブ・クレーターを上回る、 
南アフリカ共和国にある直径約190㎞のフレデフォート・ドーム (20億年前に形成と予想される)や、 
ムンバイ西方の海底にある、直径600㎞のシヴァ・クレーターなど 
巨大隕石の衝突痕が続々見つかっている。 
しかしこちらも衝突時期が恐竜絶滅期に一致しなかったり、あるいは調査不測だったりと 
大絶滅の原因となる決定打には至っていない。 

ちなみにK-T境界線についてだが、地球上の至るところで発見されているというよりは、 
主に火山帯の近くで発見されており、地球全体から見ればまだらな分布でしかない。 
K-T境界線に通常の20~150倍ほども含まれている、重金属イリジウムは 
確かに地表にでは希少な金属である。 
しかし地下には多量に存在している。 
よってわざわざ地球外から飛来した隕石に由来を求めずとも、 
世界規模で長期間に火山が噴火すれば大量に降り積もるのである。 
というか、境界線のその厚みからして、隕石衝突説では説明がつかないのだ。 

また、K-T境界線が真っ黒く見えるのは、そこに含まれる大量のススによるものである。 
このススはどこから来たのか。 
これについては火山活動を原因とする地球規模での大規模な山火事説によって説明される。 
この山火事は非常に長期間続いたと考えられるる 
当時起こっていた活発な火山活動は、インドのデカン高原を形成した 
面積100万平方kmに広がる洪水玄武岩デカントラップにより証明されており、 
巨大な洪水玄武岩の噴火は、K-T境界より規模の大きな大絶滅であった 
P-T境界事件の原因と推定されている。 

そもそも巨大隕石が衝突したとすると、大津波が世界を覆った事になり、 
森林が火災で消滅し、大量のススが充分に舞い上がるヒマもなく、 
これらが水に呑まれてしまい、K-T境界線を形成するほどの 
分厚いススの層を形成できないのだ。


41:名無しのひみつ@\(^o^)/:2014/05/13(火) 18:39:55.58 ID:7MT2XdRW.net
ちなみにK-Tバウンダリーより下の地層を調査すればわかるが 
KTバウンダリー形成の500万年前にはとっくに恐竜が世界規模で絶滅の危機に瀕していた。 
なぜかこの500万年の間の層は発掘量が少なく 
世界中でもわずか12種類しか恐竜の化石が発掘されていないのである。 
(それ以前の地層からは何百種類と恐竜の化石が発掘されている) 

ちなみにその時代に生き残っていた12種類の恐竜には 
アンキロサウルスやハドロサウルス、イグアノドン・オリエンタリスなどが含まれるが 
いずれも化石に「奇妙な共通点」がある。 
異常な形に発達した「呼吸器」である。 

例えばカモノハシ竜として知られるハドロサウルス科という恐竜は 
白亜紀中期に最も繁栄した種族のひとつであったが、突如としてその数が激減。 
かわって生き延びたのは、ハドロサウルスの変種で、 
パラサウロロフスという、頭の後ろに巨大な長い突起のついた恐竜だった。 

この長い突起は中が空洞になっており 
鼻から吸い込んだ空気が内部の3メートルにも達する気管を通って 
その後ようやく咽喉に入るという、何のためにあるのかわからない全く奇妙な構造になっている。 
この器官については、シュノーケル説だの嗅覚強化説だのメガホン説だの 
珍妙な説が幾つも出ているが、いずれも説得力に乏しく決着を見ていない。 

また別の曲竜(よろいりゅう)の仲間ではアンキロサウルスという恐竜が生き延びている。 
他の曲竜は鼻腔から咽喉の奥への単純な構造の気管があるだけだったが、 
アンキロサウルスの気管はなぜかSの字を描いた大型化したものとなっており、 
しかも両側に蜂の巣状の複雑な導管組織がある。 

パラサウロロフスの頭の突起にしても、このアンキロのサウルスの気管にしても、 
なぜこのような複雑な構造の呼吸器を必要としていたのだろうか。 
これについては、実は濾過器だったのではないかという説がある。 
いちいち濾過しなければ吸えないほど当時の大気が汚染し尽くされていたのでは、という説だ。 
(ゴビ砂漠で発掘されたイグアノドン・オリエンタリスという恐竜にも 
 鼻梁骨に支えられた謎の巨大な球状物質が鼻面についており、 
これも濾過器だったのではと言われている) 

ではなぜ当時の大気がこれほどまでに汚染されていたのか? 
恐竜大衰退の真相とは何か? 
その後に来た大絶滅は何によって引き起こされたのか? 
幾つか原因が考えられ、それらが複合的に起こったものと思われている。 
その中でも主要な事件が……まあ説明がめんどーくせーから省略


43:名無しのひみつ@\(^o^)/:2014/05/13(火) 18:53:45.76 ID:7MT2XdRW.net
ひとつだけ言えるのは、古代の「大絶滅」について、 
隕石衝突による衝撃波、大津波、火山活性化、酸性雨だけでは 
説明をつけるのが難しいという点である。 

世界中で巨大な裸子植物が繁茂していたのに、 
大絶滅後は裸子植物の数は激減し、絶滅前はマイナーだった 
被子植物にその座を取って代わられている。 

この大事変で海中の動植物の大部分はゴッソリ絶滅してしまったのに 
淡水の動植物はなぜか殆ど生き残っている。 
世界中の海洋生物が大量絶滅するほどの海洋酸性化を引き起こすには 
それこそ凄まじい濃度と量の酸性雨が必要な事だろう。 
しかしそれではまっさきに沼沢などに棲む淡水域の生物が絶滅してしまうのだが 
現実はそうはならず、酸性化により膨大な酸性雨を必要とする 
海洋生物の方が絶滅しているのだ。 

世界中で膨大な種類がはびこっていたアンモナイトが残らず絶滅したのに 
イカやタコは無事に大絶滅を乗り越えている。 

有袋類だけは大きさに関わらず殆ど絶滅しているのに 
小型の哺乳類は殆ど生き残っている。 

恐竜はほぼ根こそぎ絶滅したのに、 
ワニやヘビ、カメなどの爬虫類は絶滅を乗り越えている。 
昔は大気中の粉塵によって地球全体の気温が低下し、 
その結果寒さに弱い恐竜が絶滅したとまことしやかに言われていたが、 
今ではハバース管の存在などから、恐竜は恒温動物で、 
かつ羽毛などに守られて寒さには強い事がわかっている。 
ところが隕石衝突後の長期的な寒冷化を想定したところ 
あまりエサを必要としない、非常に小型の恐竜をはじめ 
全ての恐竜が絶滅しているのに、 
より寒さに弱い爬虫類はほとんど絶滅する事なく生き延びているのだ。 

「恐竜は生き延びた。その結果鳥になった」 
などというのはただの妄想である。 
K-T境界層以降でそれを示す中間化石が発見されていないからだ。 
また大絶滅以前に何種類も存在していた鳥が、 
絶滅した理由もいまだに見つかっていない。 

更に大絶滅の前後で最も顕著な違いは、 
あらゆる生物のサイズがなぜか異様に縮んだ事である。 

ニューヨークタイムズのピュリツァー賞ジャーナリストジョン・ノーブル・ウィルフォードは 
この大絶滅について、絶滅の仕方が異様に偏っている、 
というか奇妙なまでに「選択的」だと述べている。 
まるで何かの意志が介在したかのように…


改変版より。最新版で欠落しているマンモス瞬間冷凍の下り。

36.名無しのひみつ [sage]2010/03/05(金) 08:59:05ID:gBTUzgLx
313 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2008/09/21(日) 12:54:19 ID:2X7/GHmB0 
>>253 
マジレスすると恐竜が絶滅する前の500万年間の謎の大衰退期に 
生き延びていたとされる発掘された12種の恐竜化石に多く見られるのは、 
異常な形に発達した「呼吸器」だ。 

例えばカモノハシ竜として知られるハドロサウルス科という恐竜は 
白亜紀中期に最も繁栄した種族のひとつであったが、突如としてその数が激減。 
かわって生き延びたのは、ハドロサウルスの変種で、 
パラサウロロフスという、頭の後ろに巨大な長い突起のついた恐竜だった。 

この長い突起は中が空洞になっており 
鼻から吸い込んだ空気が内部の3メートルにも達する気管を通って 
その後ようやく咽喉に入るという、何のためにあるのかわからない全く奇妙な構造になっている。 
この器官については、シュノーケル説だの嗅覚強化説だのメガホン説だの 
珍妙な説が幾つも出ているが、いずれも説得力に乏しく決着を見ていない。 

また別の曲竜(よろいりゅう)の仲間ではアンキロサウルスという恐竜が生き延びている。 
他の曲竜は鼻腔から咽喉の奥への単純な構造の気管があるだけだったが、 
アンキロサウルスの気管はなぜかSの字を描いた大型化したものとなっており、 
しかも両側に蜂の巣状の複雑な導管組織がある。 

パラサウロロフスの頭の突起も、このアンキロのサウルスの気管も、 
なぜこのような複雑な構造を必要としたかについて、 
これが濾過器だったのではないかという説がある。 
いちいち濾過しなければ吸えないほど大気が汚染し尽くされていたのでは、という説だ。 

(ちなみにゴビ砂漠で発掘されたイグアノドン・オリエンタリスという恐竜にも 
 鼻梁骨に支えられた謎の巨大な球状物質が鼻面についており、これも濾過器だったのではと言われている) 

ではならせ大気がこれほどまでに汚染したのか? 
大絶滅の真相とは何か? 
幾つか原因が考えられ、それらが複合的に起こったものと思われている。 
その中の一つは「海洋無酸素事変」だ。 


43.名無しのひみつ [sage]2010/03/05(金) 09:17:51ID:gBTUzgLx
342 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2008/09/21(日) 14:55:27 ID:2X7/GHmB0 

まず第一に世界中から発掘される膨大な化石の物証から、 
太古の地球は非常に平均気温が高かった事がわかっている。 
それも今のように低緯度地方になればなるほど暑く、高緯度になればなるほど寒い、 
とかいった種類のものではなく、高緯度に至るまで温暖だった。 
グリーンランドでは北緯70度地帯でイチジクの木の化石が発見され、 
シベリアではシュロの木の化石が発掘された。 

さらには南極、北極に至るまでも温暖だった。 
現在氷に閉ざされた南極大陸では、「延々と続く石炭層」が発見されている。 
石炭はり、の地にかつて大量に植物が繁茂していた証拠だ。 

さらに南極大陸や北極付近では、サンゴの化石も発見されている。 
珊瑚は摂氏20度以上の水温がないと生育できない事から、 
海域もまた年間を通じて温暖だったという事だ。 

また古代は「四季」と呼べるものがなかったようだ。 
というのも古生代の木の化石には、殆ど「年輪」がないからだ。 
年輪とは寒暖の差が激しい場合に生じるもので、 
これがあまりないという事は年間を通じて気温が一定していた事を意味している。 

では、なぜこんなに地球が暑かったか? 
現在より太陽活動が活発だったからだ、と一般には思われているがそうではない。 
研究によって、当時の太陽は今より活発ではなかった事がわかっているからだ。 
では何が原因か。 
それは琥珀中の気泡に含まれた、当時の大気の成分を分析すれば明らかになる。 
そしてそこから、当時の大気層が現代のそれとは大きく異なっている事がわかった。 

更に当時の地球から現代へ至るこの環境の激変が 
何によって行われたのかという原因に着目すると、当時の大絶滅の真相の一端がわかる。 
それを解き明かす鍵のひとつが、 
口や胃袋の内容物の様々な草から『温帯』に棲んでいた事がわかるマンモスだ。 


47.名無しのひみつ [sage]2010/03/05(金) 09:54:14ID:gBTUzgLx
346 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2008/09/21(日) 14:58:49 ID:2X7/GHmB0 

現在マンモスはカチカチに凍てついた凍土の中から発掘されるが、 
彼らは徐々に寒さによって死亡したわけではなく、“一瞬”で凍結して死んでしまった事が、 
勃起したままのペニスや、細胞膜の破壊されていない細胞などの存在などからわかってる。 

現場の事情に疎い18世紀の学者は、「マンモスはクレヴァスに落ちて死んだ」 
などと馬鹿馬鹿しい説を唱えていたが、今ではこの説が完全に否定されている。 
といのもマンモスが見つかったのは氷の中などではなく黒泥炭の地下であり、 
また氷河の存在する山岳地方でも何でもない、なだらかな平原や台地の中だったからだ。 

また昔の科学者は凍土で発掘される事と、 
「フサフサの長い毛が生えていて、あったかそうだからから」という、安易な見た目での判断から 
マンモスは寒帯の生き物だと断定していた。 
しかし実際のところ温暖な地域にも羊などの長毛種がいるように、生物の毛の長さと棲息地域はあまり関係無い。
熱帯に棲むオランウータンやナマケモノは毛むくじゃらだが、寒帯に棲む日本猿は毛が短く、 
熱帯に棲む鳥は色とりどりの長い羽根を持つが、寒帯に棲むペンギンは全身の羽毛が短いようにだ。 

温帯に棲む生物か、寒帯に棲む生物かを見分けるのに最も効果的なのは、 
半流動性脂状を分泌するための腺の有無である。 
ホッキョクグマやペンギンなど、寒帯の生物はこれらによって冷気から身を守っている。 
そして冷凍マンモスの屍体を調べたところ、亜寒帯や寒帯に棲息する動物なら普通に持っている筈の 
皮脂腺を有してはいない、寒さに弱い生物である事が明らかなった。 

それどころか舌と葉からイネ科とスゲ科の青草、キンポウゲ、 
胃袋の中でも同様に未消化の植物が見つかった事から、極寒の地に住んでいたどころか、 
きわめて温暖な環境に住んでいた事は明らかだ。 

では、温帯にいた筈のマンモスはなぜ一瞬で凍結してしまったのか? 
なぜ当時温帯だったこれらの極地圏が、現在は非常に寒くなってしまったのか? 



飽きたんで某スレで拾ったコピペここまで

*1:要は古生物学・地球史の五大絶滅の内、一番最近起きた恐竜が死滅したアレのことである。白亜紀は英語では Cretaceous だが、頭文字がCで始まる地質年代区分が多いため、ドイツ語の Kreide からとった頭文字Kが略号として用いられる。これと、英語で第三紀を意味する Tertiary の頭文字Tとを組み合わせてK-T境界としている。